憧れの人の真似をしてみる

憧れの人を見つけてみよう!

自分の力では解決できない壁にぶつかってしまった時、おすすめの方法があります。
それは、憧れの人の力を借りて乗り越える、というものです。

もちろん実際に手を借りるという意味ではありません。
小さい頃、「お手本を真似してみよう」って言われたことはありませんか?
それと同じで、憧れの人の視点からその壁を見ることで、解決を図るというものなんです。

この方法のためには、まず憧れの人を見つけることが必要です。
芸能人でも、歴史上の人物でも構いませんので、「あの人素敵だな」と思える人を3人見つけてみましょう。
ただし、初めてこの方法にチャレンジする時には、あまりにも自分とかけ離れ過ぎた人を選ぶのは避けた方がいいですね。
何故なら、歴史上の偉人と自分を比べて、そのギャップに落ち込んでしまうかもしれないからです…。

3人選ぶ理由は、1人に絞ってしまうと考え方が偏ってしまうからです。
極端な話10人くらいでも構わないのですが、次のステップとして憧れの人を分析する必要があるので、あまり多いと大変ですよね。
そういう理由で、3人としています。

憧れの人を分析してみよう!

憧れの人を3人選んだら、その人を思い描きながら、「真似したいところ」と「憧れるところ」を書き出してみましょう。
そうすると「何故憧れてしまうのか」が見えてきますから、それも全て書き出してみてください。
他にも、その人について注意して観察し、生活や特徴や話し方、考え方など、どんどん情報を集め覚えておきます。

憧れの人の立場になって考えてみよう!

しっかりと観察して覚えたら、今度は真似をしてみる段階です。
最初は話し方や身振り手振りなど、小さなものからで構いません。
そうすることで、自分に少しずつ変化が表れるはずです。

変化が感じられるようになったら、ぶつかった壁に対して「あの人だったらどうするだろう」と、憧れの人の立場になって考えてみましょう。
この時、大げさでなく、憑依したと思うくらいなり切って考えることがポイントです。
こうすることで、「私には出来ない」「理解できない」とストップをかけてしまっていた場面でも、「あの人だったらこう動くだろうな」「あの人だったらこう考えるだろうな」と、別の視点から色々を考えることができるんです。

こうして自分の視野を広げられるというところに、憧れの人の真似をする意義があるんですね。
「真似をしていると自分というものが無くなってしまうのでは?」と心配かもしれませんが、大丈夫です。
そんなに簡単に自分らしさは無くなりません。
憧れの人の力を借りて壁を乗り越えることで、新しい自分を発見し成長するための方法なので、是非行き詰った時は挑戦してみてくださいね。