年齢確認はやらないといけないの

年齢確認で怒られる

この間、昼間のシフトに入っていたんですけど。
お酒を買おうとしたお客さんにいつもどおりに「年齢確認をお願いします」と、タッチパネルでの確認をお願いしたんです。
そうしたら「おれが19歳に見えるか!なんでこんなことしなきゃならないんだ!こっちは急いでいるんだよ!」とものすごい勢いで怒鳴られたんです。

確かに40代くらいの男性で、どう見ても19歳には見えなかったですけど…。
年齢確認へのつもりつもった不満をぶつけてきた印象でした。
でも、こちらとしては規則なのでどうしようもないんで、突然怒るのは勘弁してもらいたいですね。
それに、実は年齢確認で怒られるのはこれが初めてではなく…前にも違う人に怒鳴られたことがあって…。

年齢確認は義務化されている

どう見ても20歳以上の方がお酒やタバコを購入するときに、いちいち年齢確認をされるのは面倒でいやな気分になるかもしれません。
でも、年齢確認は法律で義務化されているんです。
日本では、20歳未満の方へお酒やタバコを販売することは禁止事項となっています。
販売する側も20歳未満と分かっていて売ってしまった場合は処罰されます。
そのため、お店側としては年齢確認は必須なんです。

明らかに20歳以上に見える方にも全員にお願いしています。
これは決していやがらせではありません。
前に並んでいる方には年齢確認を求めて、どう見ても20歳に見えない人だけには確認を求めないのは「あなたは若くない」と指摘しているようで、店側としては心苦しいんです。
全員に年齢確認をとると「そういうマニュアルだから」と思ってもらえて、お客さんの年齢に関する心理的負担をやわらげられるのではないかと思っています。

お客さんも理解してほしい

実年齢よりも若く見えてしまう方に対して、タッチパネル後に免許証などで年齢確認をお願いしているケースもあります。
「いちいち財布から出して提示するのが面倒…」「キャッシュレスの時代に免許証を保持するのが不満」「普段は携帯しか持ち歩かないのに」などいろいろと不満はあると思います。
免許証などの証明証を所持していない方は、車などに戻っていただく必要があります。
中にはタッチパネルで年齢をごまかして報告するひとがいるため、不便をかけますが、ここは「若く見られてラッキー」くらいの気持ちでいてくれたらありがたいです。

それに、証明書をいつも持っているとなにかあったときに大変便利なので、万が一のために持っていただきたいです。
また、年齢確認に怒って周りが困惑してしまう場をつくりあげてしまうよりは、スムーズにパネル押しをしてくれるひとのほうが私は魅力的だと思います。
私もそんな男性のほうが好感度が高いです。